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積立て投資は時間を味方につける②

5月20日のブログでは複利の金融商品を使っての積立投資についてお伝えいたしましたが、今回はNISAや積立NISA、iDeCoなど日々価格が変動する株式や投資信託など有価証券での積立投資についてお伝えしてまいります。
5月20日のブログはこちら・・・
https://www.life-spt.net/archives/230

みなさまに質問です

1.投資は怖いですか?
2.また、それは何故ですか?
私が行うセミナーに参加された方々や相談にお越しいただいた方々にこのような質問をさせていただきますと必ずといって良いくらい次のような答えが返ってきます。
・価格が下がるかもしれない
・損をするかもしれない
・投資に失敗して借金をしたという話しを聞く
これらの答えは本当の意味での『投資』ではなく、マネーゲームつまり『投機』であったり、最後の解答に関しては『投資詐欺』に引っ掛かってしまったというケースもあるかもしれません。

株価が下落したら資産も減らしてしまう?

次のグラフのように価格が変動した株式があります。
このように10,000円だった株価が一時期2,000円まで下落してその後少し価格が回復したものの5,000円までしか回復しませんでした。
A子さんとB子さんはこの株式に12万円投資をしていました。
その結果はどうなったでしょうか?

12万円を一括投資したA子さん

A子さんは当初10,000円だった株式に12万円を一括で購入しました。
10,000円の株式に12万円投資しましたので、12株の株式を購入したことになります。
そして株価は12ヶ月後5,000円の値をつけておりますので、A子さんの保有資産は
5,000円×12株=60,000円 となり、
資産を60,000円減らしてしまったことになります。
これが、価格が一番下落した8ヶ月目(2,000円)のときに一括投資をしていれば12ヶ月目は5,000円まで値を上げておりますので大儲けをしたということになります。
A子さんの投資するタイミングが悪かったとしか言いようがありません。
これがいわゆる『投機』(マネーゲーム)であり、みなさんがイメージしている『投資』ではないでしょうか?

12万円を毎月1万円ずつ積立投資したB子さん

一方、B子さんはA子さんが一括投資したものと同じ株式に同じ金額12万円を投資しましたが、B子さんは毎月1万円ずつ12ヶ月間積立て方式で12万円を投資しました。
その結果、積立投資を始めてから12ヶ月後のB子さんの資産はいくらになっていたでしょうか?
三択で考えてみて下さい。
A:約5万円
B:約12万円
C:約15万円
答えはCの約15万円です。

なぜB子さんは12万円投資して15万円に増やすことができたのか?

B子さんは12万円というお金を毎月1万円、12ヵ月に分けて投資しました。
ですので、株価が下がれば購入することができる株数が多くなります。
例えば、株価が2,000円に下がった8ヵ月目は5株購入することができ、12ヵ月目の株価は5,000円ですから2株購入することができます。
このように12ヵ月間で購入することができた株数は30株となり、この時の株価が5,000円ですから
保有株数×価格=30株×5,000円=150,000円 となります。
このように、決まった銘柄に毎月同じ金額ずつ積立投資をする方法を『ドルコスト平均法』といいます。

投資成果は保有株数(口数)×株価(評価額)

B子さんの例でお伝えしたとおり、投資成果というのは保有株数(口数)×株価(評価額)で表すことができます。
つまり投資成果というのは保有株数と株価の掛算ですので、価格が下がっても保有株数を増やすことができれば投資効果を得られるということです。

どれが一番投資成果が良かったと思いますか?

A・B・Cという3つの銘柄があり、それぞれ表のように価格が変動しました。
そしてA・B・Cそれぞれの銘柄に12ヵ月間毎月1万円ずつ投資した場合、一番投資成果の良かった銘柄はどの名画だと思いますか?
計算をせずに直感で考えてみて下さい。

3銘柄の投資成果はこうなりました

A・B・Cの3銘柄それぞれに1年間投資した結果は
A銘柄:保有株数959株
B銘柄:保有株数1499.1株
C銘柄:保有株数2063.5株
となり、それぞれの銘柄の12月の株価を保有株数に掛けるとC銘柄に投資した場合が一番投資成果が良い結果となりました。

積立投資はA・B・Cどれに投資しても成果はプラス!

長期積立投資は株価がどのように変動しても運用期間が長ければ長いほどリスクが小さくなり投資成果が得られるようなります。
過去の統計では10年以上の投資では資産がマイナスになったことはありません。
また、短期でも長期でも平均利回りは約6%とほぼ一定です。
つまり、長期積立投資はマイナスになるリスクを抑えられ約6%の利回りを期待できるということになります。
これが時間を味方につけた『ドルコスト平均法』の長期積立投資です。

このブログの内容をYouTubeでもわかりやすくお伝えしております。
よろしければご覧ください。

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